田舎育ちというアイデンティティ
自分の生家は九州にある
今住んでいる名古屋と比べるとかなり辺鄙なところで
今にも壊れそうな木造の家がガラガラと並ぶ田舎の町って感じのところだった
かつて漁業が盛んだったらしく、でも現在はかなり寂れてて郊外都市にありがちな
チェーン店とか大型スーパーなんてのはない
30年ぐらいタイムスリップしたような町だったな~。今思えば
小学校も1クラスしかなかった。学区自体はそうとう広いのだから登校できる限界の範囲までかき集めてもそれくらいしかいない地域だったのだろう
そんなところで生まれ育ったのだから田舎育ちというアイデンティティは今でも持っている
よくいう都会育ちに対する対抗心みたいなのはまったくない
むしろ田舎育ちということをさとられないよう気にすることが多い
ファッションとか高校を卒業して福岡にいくまで自分は気にしたことがなかった
髪も全部母親にやってもらっていたし周囲が持っていたゲームは巷ではやってたものと1世代前のものだった
だから家から歩いてすぐのところにスーパーやら商業施設やらがあって
土日は友達と服を買いに行ったりラウンドワンやカラオケにいったりっていう
都会っ子の人生っていうのが全く想像がつかなかった
というか上で書いたようなこともただの想像なんだけどw
職場とかの人とうまく馴染めないのってなんかそういう全く違った人生を歩んできて最近やっと都市に出てきた自分と都会でずっと生きてきた今の周囲の人達が別の生き物のように感じられてしまうからっていうのもあると思う
なんだか都会人は腹黒いとか思ってしまうのだ
ステレオタイプだし、都会の場合 他人と表面上のコミュニケーションをする頻度が田舎と比べて高くなるからそういう印象を持ちやすいってだけかもしれないけど
こういう感覚って別に克服しなきゃいけないものでもないとも思う
どうなんでしょうね~